面接で候補者を見極めるための的確な質問をしたい
CIY®適性検査
事例
課題
面接では、応募動機や職歴など、ありきたりな質問になってしまい、面接で人材を見極めることができていないように感じています。
何を質問すれば良いか?そして、候補者の回答をどう評価すれば良いかがわかりません。
結果、面接での回答内容よりも、これまでは、態度や印象といった感覚で合否を決めてしまっていました。
面接で人材を見極めるための、良い方法はありますか?
CIY®活用ポイント
- CIY®適性検査で、候補者ごとに「面接で確かめるポイント」がアドバイスされます
- 企業と候補者の適性を見比べて、「ミスマッチが懸念される点」を重点的に面接で確かめることができます
活用事例
弊社では、様々な職種の募集を定期的に行っており、1回の募集で平均20〜30人の応募があります。
その中から、だいたい1〜2名を採用していますが、入社後にミスマッチが生じることも多く、面接での見極めに悩んでいました。
構造化面接を取り入れて、あらかじめ決めた質問と、候補者の回答に応じた評価を設計した面接を行うなど、色々工夫しましたが、結果につながりませんでした。
中途採用については、リファレンスチェック(前職での評価などを、前職の上司などに確認すること)を行うようにしていますが、加えて、CIY®適性検査を面接に活用しはじめました。
構造化面接では、候補者や面接官ごとに質問が変わることを避け、全員に対して同じ質問をすることが原則です。
一方、CIY®適性検査の結果には、「面接で確かめていただきたいこと」というアドバイスコメントがついており、これは候補者ごとに全く違う内容になっています。
これは、企業が求める特性に対して、候補者ごとに適性が異なるので、候補者の「ミスマッチしそうな点」を面接で深堀りして確かめるという考え方がベースにあるとお聞きして、納得しました。
具体的な例として、「忠誠度」という項目に差がある候補者がいました。
弊社で行った企業&職種診断で必要とされる忠誠度のスコアに対して、候補者のスコアが低く「ミスマッチが懸念される」という結果でした。
忠誠度とは、「上からの指示を確実にやり遂げる特性」ですが、確かにこの時の募集職種では、仕事のやり方がある程度決まっており、マニュアルや指示に従って仕事をしてもらうことが求められる職種でした。
この点について、面接で本人に確かめたところ、「これまでの仕事でマニュアルが完全に決まっており、やり方を変えれば効率的になると思いついた場合でも、マニュアルを変えることができず強いストレスを感じたことがある」という回答でした。
一方、何も決まっていない状態で仕事の進め方を自分で考えることは得意ではない自覚があり、ある程度やり方や指示が決まっている方が、安心して仕事ができるそうです。
面接で深堀りした結果わかったことは、「指示に従うことが苦手」なのではなく、「指示やマニュアルに柔軟性がなく、効率化の工夫ができないことで、やりがいを削がれる」ということでした。
幸い弊社では、各社員が業務を行いながら、効率化や最適化のアイデアを思いついた際には、積極的にその意見を取り入れて業務改善を行っていくという企業文化が根付いています。
CIY®適性検査で、候補者のことを理解した上で面接したからこそ、深堀りできた内容で、選考を行う上で非常に良い情報を得ることができました。
現在は、構造化面接による共通質問と、CIY®適性検査でアドバイスされた候補者ごとの質問を併用しながら、質の高い面接を実施することができています。
特に、オンライン面接が主流となってからは、弊社の選考活動に欠かせないサービスとなっています。