パート・アルバイト採用にも適性検査は使える?現場の「すぐ辞める」を解決する方法

更新:2026.06.05|公開:2026.06.05

パート・アルバイト採用にも適性検査は使える?現場の「すぐ辞める」を解決する方法

パート・アルバイト採用にも適性検査は使える?現場の「すぐ辞める」を解決する方法

「せっかく採用したパートさんが、1ヶ月もたずに辞めてしまった」
「シフトが埋まらず、既存スタッフへの負担が増える一方」——。

飲食・小売・介護など、パート・アルバイトが現場を支える職場では、こうした「すぐ辞める」問題が深刻になっています。

一方で、正社員採用では当たり前に使われている適性検査を、パート・アルバイト採用に取り入れている企業はまだ多くありません。
「コストや手間がかかりそう」「アルバイトにそこまでは……」と敬遠されがちですが、実は早期離職の真因にアプローチできるのが適性検査です。

この記事では、パート・アルバイト採用でも適性検査が有効な理由を公的データとともに解説し、現場の「すぐ辞める」を減らす活用方法と、短時間で受検できる検査の選び方をご紹介します。

CIY適性検査

目次

図解_パート・アルバイト採用にも適性検査は使える?現場の「すぐ辞める」を解決する方法

パート・アルバイトの「すぐ辞める」は気のせいではない【データで見る現状】

「先月入ったばかりのパートさんが、もう退職してしまった」「アルバイトが定着せず、求人を出し続けている」——。
こうした悩みは、決して特定のお店や施設だけの問題ではありません。

まずは、データで現状を確認してみましょう。

パートタイム労働者の離職率は一般労働者の約2倍

厚生労働省の「令和5年雇用動向調査」によると、パートタイム労働者の離職率は23.8%で、一般労働者の12.1%と比べて約2倍にのぼります。

単純に計算すれば、パート・アルバイトはおよそ4人に1人が1年間で職場を去っている計算です。「うちだけ定着しない」のではなく、非正規雇用の離職率はもともと構造的に高いのです。

出典:厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/gaikyou.pdf

飲食・小売・介護は特に人の入れ替わりが激しい

業界別に見ると、傾向はさらにはっきりします。「令和6年雇用動向調査」では、一般労働者の離職率は「宿泊業,飲食サービス業」が18.1%と高い水準にあり、離職者数では「卸売業,小売業」が約142.7万人と最多、次いで「医療,福祉」が約113.5万人、「宿泊業,飲食サービス業」が約107.1万人と続きます。

飲食・小売・介護といった、パート・アルバイトが現場を支える業界ほど、人の入れ替わりが激しいことがわかります。

出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概要」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-2/index.html

1人辞めるたびに、採用コスト約7万円が消えていく

マイナビの調査(マイナビバイト通信Vol.48)によると、アルバイト1名あたりの採用単価は平均7.0万円で、近年は上昇傾向にあります。
さらに同社の「アルバイト採用活動に関する企業調査(2023年)」では、アルバイトの人材不足を感じた企業は63.6%にのぼりました。

せっかくコストをかけて採用した人がすぐに辞めてしまえば、求人費用も教育にかけた時間もゼロからやり直しです。
「すぐ辞める」は、現場の士気だけでなく経営数字にも直結する課題なのです。

出典:エン株式会社「アルバイトの採用単価とは」(マイナビ「マイナビバイト通信Vol.48」のデータより)
https://saiyo.employment.en-japan.com/blog/unit-cost-of-hiring-part-time-employees
出典:株式会社マイナビ「アルバイト採用活動に関する企業調査(2023年)」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240112_67990/

なぜパート・アルバイトは早期離職するのか?真因は「見えないミスマッチ」

では、なぜパート・アルバイトは早期に辞めてしまうのでしょうか。
時給や通勤距離といった「条件」の問題だと思われがちですが、データは別の真因を示しています。

辞める理由の1位は「人間関係・職場の雰囲気」

株式会社MS&Consultingの調査によると、半年未満で職場を辞めたアルバイトスタッフの退職理由で最も多かったのは「職場の人間関係や雰囲気」で全体の35%、次いで「仕事内容」が19%でした。

さらに同調査では、「どのような体験があれば退職を踏みとどまれたか」という質問への回答トップ3がすべてコミュニケーションに関する項目だったことも報告されています。

時給を上げても定着しないのは、辞める本当の理由が「条件」ではなく「相性」にあるからです。

出典:株式会社MS&Consulting「アルバイトが離職する理由とは?調査データを公開」
https://www.msandc.co.jp/info/eecolumn/es/case396

スキルや経験は面接でわかる。性格や価値観はわからない

履歴書と短時間の面接でわかるのは、職歴・スキル・希望シフトといった「見える情報」までです。

一方で、早期離職の引き金になる「人間関係や雰囲気とのミスマッチ」を左右するのは、性格・価値観・コミュニケーションの取り方といった「見えない資質」です。

ここがブラックボックスのまま採用を続けている限り、面接の印象が良かった人を採っても、「入ってみたら合わなかった」という事態は防げません。

少人数の現場ほど「合わない1人」の影響が大きい

大企業であれば、合わない部署から異動するという選択肢もあります。
しかし、数人〜十数人で回す店舗や事業所では、逃げ場がありません。

1人の相性のミスマッチが、本人の早期離職だけでなく、周囲の既存スタッフの負担増や連鎖退職につながることもあります。

少数精鋭の現場ほど、「誰を迎え入れるか」の見極めが重要になるのです。

パート・アルバイト採用にも適性検査が有効な3つの理由

「適性検査は正社員採用で使うもの」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

しかし、ここまで見てきた早期離職の構造を踏まえると、むしろパート・アルバイト採用にこそ適性検査が活きる理由があります。

理由1:面接の「印象採用」から脱却できる

パート・アルバイトの面接は1回・30分程度で終わることが多く、判断材料はどうしても第一印象に偏ります。

適性検査を使えば、性格や価値観を客観的なデータとして「見える化」でき、面接の印象と組み合わせてバランスの取れた判断ができます。
面接担当者によって合否基準がバラつく、という店舗あるあるの解消にもつながります。

理由2:採用後の配属・シフト・教育にも使える

適性検査の結果は、合否判定だけのものではありません。
「コツコツ型なので仕込みや事務作業を任せる」「人と話すのが得意なので接客の前面に」など、配属やシフト編成、教育の進め方を考える材料としても使えます。

本人の資質に合った仕事の任せ方は、働きやすさと定着率の向上に直結します。

理由3:応募者の負担にならない短時間検査が増えている

「応募のハードルが上がって、ただでさえ少ない応募者が減るのでは」という心配もあるでしょう。

たしかに正社員向けの本格的な検査には1時間近くかかるものもありますが、近年はスマホから数分〜10分程度で受検できる短時間の適性検査が広がっています。
応募者の負担を最小限に抑えながら、見えない資質の情報を得られる環境が整ってきているのです。

現場で使える適性検査の選び方|4つのチェックポイント

パート・アルバイト採用向けに適性検査を選ぶ際は、正社員採用とは異なる視点が必要です。
次の4点をチェックしましょう。

①受検時間:応募者が離脱しない「短時間・スマホ対応」か

アルバイト応募者は複数の求人に同時に応募していることが多く、手間がかかる選考は途中離脱の原因になります。

スマホで完結し、短時間で受検できることは必須条件と考えてください。

②わかりやすさ:店長や現場責任者が結果を読み解けるか

パート・アルバイトの採用判断は、人事部ではなく店長や現場責任者が担うことがほとんどです。

専門知識がなくても直感的に理解できる結果レポートかどうかを、導入前に必ず確認しましょう。

③コスト:採用単価と比べて見合う料金か

前述のとおり、アルバイト1名あたりの採用単価は平均7.0万円。

早期離職が1件減るだけで、その採用コストがまるごと節約できます。検査費用は「採用のやり直しコスト」と比較して判断するのが合理的です。

④活用範囲:採用判定だけでなく配属・育成にも使えるか

合否のスクリーニングだけで終わる検査よりも、入社後のコミュニケーションや育成にまで活かせる検査のほうが、投資対効果は高くなります。

結果データを採用後も参照できるかを確認しましょう。

適性検査を活かしたパート・アルバイト採用の進め方

最後に、適性検査を現場の採用フローに組み込む際のポイントを3つご紹介します。

応募〜面接フローへの組み込み方

おすすめは、応募後すぐにスマホで受検してもらい、面接までに結果を手元に用意しておく流れです。

結果を見ながら「チームで動くのとお一人で進めるの、どちらが得意ですか?」といった質問で深掘りすれば、30分の面接の質が大きく変わります。

結果は「落とすため」ではなく「活かすため」に使う

適性検査は応募者をふるい落とす道具ではありません。
人手不足の中で大切なのは、「採用した人にどう活躍してもらうか」を考える材料として使うことです。

資質に合った仕事の任せ方ができれば、同じ人材でも定着率は変わります。

既存スタッフにも受検してもらい「職場に合う人物像」を知る

長く活躍しているスタッフに受検してもらうと、「うちの職場で定着する人の傾向」が見えてきます。

これを採用基準の参考にすれば、自社の現場に合った「ものさし」を持って採用に臨めるようになります。

まとめ:パート・アルバイトの定着は「見えない資質」の可視化から

パート・アルバイトの早期離職は、本人のやる気や時給の問題と片付けられがちですが、データが示す真因は「人間関係・職場の雰囲気とのミスマッチ」、つまり面接ではわからない「見えない資質」のすれ違いでした。

だからこそ、性格や価値観を採用の段階で見える化する適性検査は、正社員だけでなくパート・アルバイト採用にも有効なのです。

適性検査「CIY®(シーアイワイ)」は、スマホから手軽に受検でき、専門知識がなくても結果を読み解きやすい、中小企業の現場のための適性検査です。採用判定だけでなく、配属や育成、チームづくりにも活用できます。「すぐ辞める」の悪循環を断ち切る第一歩として、ぜひ一度お試しください。

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執筆・監修者

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よくある質問

Q. パート・アルバイト採用にも適性検査は必要ですか?
A. パートタイム労働者の離職率は23.8%と一般労働者の約2倍で、1名あたりの採用単価は平均7.0万円です。早期離職を1件減らすだけで採用コストを回収できるため、非正規採用でも適性検査の導入は有効です。
Q. アルバイトがすぐ辞める一番の原因は?
A. 半年未満で辞めたアルバイトの退職理由の1位は「職場の人間関係や雰囲気」で全体の35%を占めます。時給などの条件面よりも、面接ではわからない性格・価値観のミスマッチが早期離職の真因です。
Q. 適性検査で応募者が減りませんか?
A. スマホから数分〜10分程度で受検できる短時間型の適性検査を選べば、応募者の負担はほとんどありません。応募後すぐに受検してもらう流れにすれば、選考スピードを落とさず導入できます。
Q. パート向け適性検査の選び方のポイントは?
A. 短時間・スマホ対応の受検環境、現場責任者でも読み解けるわかりやすさ、採用単価に見合うコスト、配属・育成にも使える活用範囲という4つのチェックポイントで比較するのが基本です。
Q. 適性検査の結果は採用判定以外に使えますか?
A. 配属やシフト編成、教育方法の検討、面接での深掘り質問など幅広く活用できます。既存スタッフにも受検してもらえば「自社で定着する人物像」がわかり、採用基準づくりにも役立ちます。