更新:2022.08.26|公開:2021.05.11
通年採用とは?一括採用との違いやメリット・デメリット、具体例を解説
通年採用とは、「企業が年間を通じて採用活動を行うこと」です。
日本では、企業の採用活動は、学生の卒業にあわせたスケジュールで行われるのが従来の慣例でした。
毎年3月に募集や説明会が解禁となり、6月から面接、内定を経て、翌年4月に入社という流れで、これを「一括採用」「新卒一括採用」と呼んでいます。
目次
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この記事のポイント
「これから通年採用が本格化すると聞くけれど、どういうこと?」
「一括採用と通年採用はどう違うんだろう?」
そんな疑問をもっている採用担当者の方や就活生も多いのではないでしょうか。
通年採用とは、「企業が年間を通じて採用活動を行うこと」です。
従来は、4月入社に向けて決められたスケジュールで採用活動をする「一括採用」が行われてきました。
しかし、近年のグローバル化の流れや第二新卒の増加などにより、一括採用が時流に合わなくなっています。
そのため、第二新卒や留学生、外国人など幅広い人材を受け入れることができる通年採用が注目されるようになったのです。
今後は数年内に、一括採用よりも通年採用のほうが主流になるのではないかと言われています。
そこでこの記事では、企業の採用担当者の方々や就活生に向けて、通年採用について知っておくべきことをまとめました。
まずは、
- 通年採用とは何か
- 企業が通年採用をする理由
- 通年採用の現状
- 通年採用と新卒一括採用との違い
といった基本的な知識を解説します。
それを踏まえて、
- 通年採用のメリット・デメリット
を、採用側と求職者側の両方の視点から挙げていきます。
さらに、企業向けには、
- 企業が通年採用を成功させるためのポイント
- 通年採用に適したツール
- 通年採用を行っている企業事例
といった実践的なノウハウもご紹介します。
最後まで読めば、通年採用について必要な知識が身につくでしょう。
この記事で、あなたが通年採用に上手に適応できるよう願っています。
1. 通年採用とは
数年内に本格的に始まるとみられる「通年採用」の動きですが、そもそも通年採用とはどんな採用制度なのでしょうか?
まずはその意味、現状などを知っておきましょう。
1-1. 「通年採用」の意味
「通年採用」とは、文字通り「年間を通じて採用を行うこと」を指します。
日本では、企業の採用活動は、学生の卒業にあわせたスケジュールで行われるのが従来の慣例でした。
毎年3月に募集や説明会が解禁となり、6月から面接、内定を経て、翌年4月に入社という流れで、これを「一括採用」「新卒一括採用」と呼んでいます。
一括採用は、学生にとって就職活動が学業の妨げになることがないように、との理由で、経団連が「就職協定」を設け、採用時期や採用方法を規制したために始まった採用形態です。
一方で海外では一括採用の習慣はなく、企業側で欠員が出たり、増員の必要があった場合に随時募集をかけます。
つまり、通年採用が一般的なのです。
日本でも近年、グローバル化や第二新卒の増加などの流れを汲んで、通年採用に切り替える企業が増えてきました。
数年内には、通年採用のほうが主流になると見込まれています。
1-2. 企業が通年採用をする理由
では、なぜ企業は通年採用を行うのでしょうか?
その理由は企業によってさまざまですが、主に以下のような事情が考えられます。
- 一括採用だと、新卒が大手企業や有名企業にばかり集中し、中小企業などは春までに採用しきれない
- 少子高齢化によって、新卒を獲得することが難しくなった
- 留学生や帰国子女が増えていること、大学が秋入学を始めたことにより、秋卒業の新卒が増えた
- 入社から数年内に退職する人が増加しているのにともない、第二新卒が増加している
- 転職による中途採用が普及した
- グローバル化によって外国人を採用したいが、外国人は一括採用の流れでは採用できない
- 新型コロナウイルスの影響によって、採用活動の先行きが見えない
これらの理由から、一括採用にとらわれず、優秀な人材がいればいつでも受け入れられる通年採用に踏み切る企業が増えているのです。
1-3. 通年採用の現状
では、通年採用の現状はどうなっているのでしょうか?
前述した一括採用の「就職協定」ですが、経団連は2018年にこれを廃止すると発表しました。
そして、今後は採用に関するルールを策定しないことを決定したため、以降の採用ルールは政府が主導することとなっています。
政府としては、2022年卒までは現行のルールを維持するという方針を決定しています。
これを踏まえて、2023年卒以降に通年採用が本格化するのではないか、と見られています。
といっても、実際はすでに通年採用に踏み切っている企業もあります。
日本経済新聞社が2019年に、主要100社を対象に「通年採用」について実施したアンケート結果です。
これによると、2019年時点で「すでに始めている」という企業が24.5%、つまり4分の1もあったのです。
さらに、「検討中」の企業も54.9%あり、通年採用が普及する流れができていることがわかります。
通年採用の導入についてどう考えるか?
・すでに始めている・・・24.5%
・検討中・・・54.9%
・検討していない・・・20.6%
出典:日本経済新聞社「通年採用「実施・検討」が8割 多様な人材確保に期待」
ただ、企業側は一括採用か通年採用かの2択を迫られているわけではありません。
以下のグラフは、就職みらい研究所の「就職白書2020」で、2021年卒に対してどんな採用方法を予定しているかを、全国の1256社に調査した結果です。
企業が実に多様な採用を行っていることがわかりますよね。
1-3-1. 2021年卒採用の方法・形態として実施予定のもの
多くの企業はすでに一括採用中心の慣習を脱し、優秀な人材確保を目指して、さまざまな手段で求職者にアプローチするように変わってきているのです。
通年採用を実施する企業は2019年時点で24.5%
数年内には、一括採用より通年採用のほうが主流になることが予想されます。
2. 通年採用と新卒一括採用との違い
通年採用とは何か、基本的な知識は得られたかと思います。
そこであらためて、通年採用と新卒採用との違いをまとめておきましょう。
通年採用 | 新卒一括採用 | |
採用活動の期間 | 1年を通じて採用する | 毎年3月に説明会解禁、6月に面接解禁、7~10月頃までに内定 |
採用対象 | ・新卒 ・第二新卒、中途などの既卒 ・留学生、外国人 など |
・新卒 |
特徴 | ・採用時期は企業が決める →人員補充の必要があれば随時募集 ・内定辞退者が出ても補充しやすい ・秋卒業の留学生や外国人にも対応しやすい |
・採用時期は経団連による「就職協定」で決められている ・内定辞退者が出ると補充しづらい ・秋卒業の留学生や外国人には対応しづらい |
比較してみると、通年採用は企業にとっては自由度が高く、多様な人材に出会いやすい方法であることがわかります。
ただ、採用時期が通年であるだけでなく、採用の対象者が多様なので、これから通年採用を導入する企業は、採用方法も従来とは変えていく必要があるでしょう。
通年採用を導入する企業は、採用方法も従来とは変えていくことが必要です。
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3. 通年採用のメリット
では、一括採用とくらべて通年採用には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
採用する企業側のメリット、求職者側のメリットにわけてみてみましょう。
3-1. 採用側のメリット
まず、採用する企業側のメリットとしては、以下のことが期待できます。
3-1-1. 多様な人材に出会える
一括採用では、新卒の学生が採用の中心です。
一方、通年採用にすれば、もっと多彩な人材からの応募が期待できるようになります。
たとえば、秋卒業の留学生、外国人や、すでに卒業済みの第二新卒、既卒もターゲットに入ってきます。
企業は必要なときに、多様な人材にアクセスすることができるのです。
3-1-2. 余裕をもって選考できる
一括採用の場合、採用スケジュールが決まっていて、「秋までに内定を出さなければいけない」といった期限があります。
また、同業他社も同時に採用活動を行っているため、大勢の学生の中から優秀な人材をできるだけ早くピックアップしなければ、というプレッシャーもあるでしょう。
そのため、選考にゆったり時間をかける余裕はもてません。
一方、通年採用なら特に期限はないので、「この人だ!」という人が現われるまで募集を継続できますし、選考も時間をかけてじっくり行うことが可能です。
3-1-3. 内定辞退者が出ても対応できる
一括採用では、内定辞退者が出てしまうと、その分の補充をするのは難しいでしょう。
そのため、内定辞退者が一定数出ることを想定して、多めに採用する企業も多くあります。
その点通年採用なら、辞退されたらまたすぐ募集すればいいので、柔軟に対応できるのが強みです。
3-2. 求職者側のメリット
では、一方の求職者、就活生側は、通年採用でどんな恩恵があるのでしょうか?
3-2-1. 多くの企業に応募できる
一括採用では、決められた期間内でしか就職活動ができません。
数か月の間では、応募できる企業も限られますし、説明会や面接の日程も重なってしまえば、諦めなければいけない企業も出てきます。
通年採用であれば、そのような心配もなく、時期をずらして多くの企業に応募することができるようになります。
3-2-2. 余裕をもって就職活動できる
また、就活期間が限られていると、説明会やエントリーシート作成、そして面接に毎日追われて、1社1社にじっくり取り組むことが難しくなります。
準備不足のまま面接に臨まなければならず、後悔も多いでしょう。
一方、通年採用であれば、各社の採用時期はばらけます。
1社にかける時間も増やすことができ、余裕をもって準備を進めることができるでしょう。
4. 通年採用のデメリット
ここまで通年採用の利点にフォーカスして説明しましたが、もちろんいいことばかりではありません。
ではどんなデメリットがあるのでしょうか?
それは以下のような点です。
4-1. 採用側のデメリット
まず、採用する企業側のデメリットを挙げてみましょう。
4-1-1. 採用コスト、教育コストが増える
短期間に集中して採用活動を行う一括採用に対して、通年採用は一年を通して採用活動が続きます。
そのため、採用にかかるコストや、研修などの教育にかかるコストも、1回ではなく数回、もしくは人員補充の必要があれば随時かかってきます。
結果として、トータルの採用コストや教育コストは増えると予想されます。
4-1-2. 採用に関する業務量が増える
一年を通して採用活動するということは、採用担当者の業務量も増えてしまいます。
採用専従のチームや担当者を設けられる規模の企業であればいいですが、中小企業などでは、総務担当者などの業務の一環に組み込んでいるケースも多いでしょう。
その結果、通年採用によって負担が急増することになります。
4-1-3. 応募者の志望度が下がる恐れがある
通年採用が本格化しても、まだ一括採用を続ける企業もそれなりに残るだろうことが予想されます。
そのため、一括採用で希望の企業に内定をもらえなかった学生が、「希望の業種・希望の企業ではないけれど、とにかく就職しなければ」という低い意欲で通年採用の企業に応募してくる可能性があります。
一括採用の企業と比べると、総じて応募者の志望度が下がる懸念があるのです。
4-2. 求職者側のデメリット
そして、求職者、就活生側にもデメリットはあります。
4-2-1. 企業側の選考が厳しくなる
通年採用では、一括採用のように短期間で募集から内定まで進める必要はありません。
企業側はじっくり時間をかけて、応募者を吟味することができるのです。
そのため、選考もおのずと厳しくなり、応募者にとっては内定へのハードルが上がる恐れがあります。
4-2-2. より積極的に就職活動しなければいけない
一括採用では、採用のだいたいのスケジュールは決まっています。
そのため、大学の就職課やまわりの友人にあわせて動いていれば、それなりに就職活動をしてそれなりに内定をもらうこともできるでしょう。
一方、通年採用ではどの企業がいつ募集を始めるか、自分でリサーチしなければなりません。
また、企業によって採用のプロセスも異なるでしょう。
時期も内容も1社1社で異なる募集に対して、自分でスケジュール管理して臨む積極性が必要となるでしょう。
5. 企業が通年採用を成功させるためのポイント
一括採用と通年採用では、企業側も求職者側もなすべきことが大きく変わるのがわかりましたよね。
では実際に企業が通年採用に切り替えた際に、成果を上げて優秀な人材を十分に獲得するには、どうすればいいのでしょうか?
この章では、企業が通年採用を成功させるために必要なポイントを挙げておきましょう。
通年採用を成功させるためのポイント
- KPIを明確化する
- 採用体制を整える
- 採用対象と間口を広げる
- 就活生の希望を把握する
5-1. KPIを明確化する
採用活動を始める際には、まず最初にKPIを定めることです。
KPIとは、目標に到達するプロセスで、随時細かく達成していくべき数値的な指標です。
それを順番にクリアしていくことで、目標に到達できるのです。
では採用活動の場合、どんなKPIを設定するのが適切でしょうか?
最終目標は、「採用基準にかなった人材を必要数採用すること」ですよね。
そこに向けてのKPIと考えると、例えば、
- 説明会の参加人数
- 応募人数
- 一次面接の通過人数
- 最終面接の通過人数
- 内定を承諾した人数
などが必要でしょう。
このKPIは漠然と設定するのではなく、過去の採用での成功例を分析して決定しましょう。
説明会の参加人数は何人だったか、それに対して実際の応募率、面接通過率、内定承諾率はどうだったかを調べて、それをもとに設定してください。
5-2. 採用体制を整える
前述したように、通年採用になると採用に関する業務量は増加します。
それに備えて、採用体制を強化する必要があるでしょう。
たとえば、
- 採用担当者を増やす
面接を担当するのに必要な研修なども実施して、担当者に必要なスキルを身に着けさせます。 - 採用業務を自動化できるITツールを導入する
応募者のデータや採用スケジュールなどを管理できる「採用管理システム(ATS)」などを利用するといいでしょう。 - 研修体制を整える
新卒を一括で研修するのではなく、採用ごとに研修が必要になります。
などの対策が必要です。
5-3. 採用対象と間口を広げる
また、一括採用のように、全国の学生が一斉に求人を見ることがなくなるため、求人情報をいかに多くの求職者、就活生に見てもらうかが重要になります。
そこで、採用対象と求人の間口を広げるといいでしょう。
まず、WEB上での求人を強化します。
求人サイトに求人広告を出す予算があれば、利用しましょう。
もし予算的に厳しければ、無料の求人サービスもあります。
また、SNSも活用するといいでしょう。
公式アカウントで随時求人情報を掲載し、拡散してもらうことも有効です。
さらに、採用対象を近隣都道府県の新卒に限らず、遠方の学生にまで広げたり、第二新卒、留学生、外国人などにもアプローチするという方法もあります。
今までの一括採用では出会えなかった求職者の中に、優秀な人材がいる可能性は十分にあるからです。
5-4. 就活生の希望を把握する
最後に重要なのが、就活生や求職者のニーズをつねに的確に把握しておくことです。
一括採用では、競合するのは同業で同規模の企業です。
通年採用になると、学生が就活しているタイミングで求人をかけている企業が広くライバルになります。
また、就活生が企業に求めるニーズも変わってきています。
やりがいのある仕事で評価され、収入も増やしたいという人ばかりではありません。
「仕事は楽なら業種は問わない」「給与より福利厚生を重視したい」「起業を目指しているので長く働くつもりはない」など、希望は多様化しているのです。
企業側はそういったニーズを理解した上で、自社の強みを適切にアピールする必要があるでしょう。
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6. 通年採用に適した採用ツール
さて、「5-1. KPIを明確化する」で触れましたが、近年は採用のためのITサービスやITツールを利用する企業も増えています。
が、はじめて利用しようとする際には、「種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない」と迷う担当者も多いでしょう。
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7. 通年採用を行っている企業事例
では最後に、実際に通年採用を行っている企業の事例をいくつか見ておきましょう。
ぜひ参考にしてください。
7-1. 株式会社 ファーストリテイリング
アパレルブランドの「ユニクロ」「GU」を展開する「株式会社 ファーストリテイリング」は、年間通していつでも応募できる通年採用を行っています。
その特徴は「学年、新卒・中途、国籍を問わないオープンな採用方法」で、
・大学1、2年生をはじめ、どの学年からでも応募できる
・一度不合格になっても、年度がかわれば再チャレンジできる
・最終面接の前に「本部セッション」があり、これを通過した人には「ユニクロパスポート」を発行
発行から3年以内なら、いつでも最終面接を受けられる
といったユニークな採用制度を実施しています。
出典:株式会社 ファーストリテイリング「通年採用」ページ
7-2. GMO TECH株式会社
インターネット広告やメディア運営を行う「GMO TECH株式会社」では、2022年度の新卒一括採用と並行して、通年採用も行っています。
「より多くの方に出会える機会をつくり、ともに会社を成長させる『人財』が集まることを期待して」の通年採用とのことで、
・入社時の年齢が30歳未満で、大学院・大学・短大・専門学校・高専を卒業予定もしくは既卒すべてが対象
・1年通して応募できる
・入社は4月または10月
となっています。
出典:GMO TECH株式会社「通年採用」ページ
7-3. 株式会社カネカ
「カガクでネガイをカナエル会社」というキャッチコピーが有名な化学メーカー「株式会社カネカ」は、2019年から4月・10月のいずれかを入社日とする通年採用を始めています。
「従来の定期採用の枠組みにとらわれず柔軟な採用の枠組みを設けたい」との思いから、
・新卒、既卒、第二新卒が対象
・技術系、事務系のどちらの職種も募集している
・2019年、2020年は各60名以上の採用実績
という採用を行っています。
出典:株式会社カネカ「通年採用 募集要項」ページ
8. まとめ
いかがでしたか?
通年採用について、知りたいことがわかったのではないでしょうか。
では最後にもう一度、記事の要点を振り返ってみましょう。
通年採用とは「企業が年間を通じて採用活動を行うこと」
通年採用のメリットは、
- 採用側のメリット1:多様な人材に出会える
- 採用側のメリット2:余裕をもって選考できる
- 採用側のメリット3:内定辞退者が出ても対応できる
- 求職者側のメリット1:多くの企業に応募できる
- 求職者側のメリット2:余裕をもって就職活動できる
通年採用のデメリットは、
- 採用側のデメリット1:採用コスト、教育コストが増える
- 採用側のデメリット2:採用に関する業務量が増える
- 採用側のデメリット3:応募者の志望度が下がる恐れがある
- 求職者側のデメリット1:企業側の選考が厳しくなる
- 求職者側のデメリット2:より積極的に就職活動しなければいけない
企業が通年採用を成功させるためのポイントは、
- KPIを明確化する
- 採用体制を整える
- 採用対象と間口を広げる
- 就活生の希望を把握する
これを踏まえて、あなたが通年採用をうまく利用できるよう願っています。
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