1. 採用基準の作成
CIY®をご利用いただいている企業様向けに、管理画面の「採用の流れチェックリスト」に沿った解説をお届けいたします。
1. 採用基準の作成 | 2. 募集・PR活動 | 3. 書類選考・適性検査の実施 | 4. 面接 | 5. 内定・入社準備 |
このページでは「1. 採用基準の作成」について解説いたします。
目次
□ 条件を決める
採用基準の「条件」とは、求人の応募にあたって必要な要件のことです。
条件の例としては、下記があります。
- 学歴(大卒以上、特定の学部学科、特定の専門学校など)
- 職歴(特定職種での経験など)
- 資格
- スキル
募集する求人(職種や役職)ごとに条件が異なるはずなので、それぞれの条件を明確にしておきましょう。
なお、一部の特殊な場合を除き、年齢や性別を採用条件とすることは法律で禁止されています。
(例えば、俳優を募集する際に、役柄に合う年齢・性別を指定して募集をする場合などは、認められます。)
例外として、
「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合。」
は認められているため、どうしても年齢制限をかけたい企業では、上記を明記することで応募年齢の上限を指定できます。
(ただし、この場合「職業経験について不問」とする必要があります)
□ 必要な特性を明確にする
特性とは、自社で働くにあたって、必要になる特性のことです。
・行動する人/考える人
・きめ細かな人/視野の広い人
・積極的な人/協調性のある人
・計画的な人/臨機応変な人
など、貴社の中でどちらが大事か明確になっていますか?
必要な特性は、下記の2つから分析することができます。
- 自社に必要な特性
- 仕事に必要な特性
CIY®をご利用であれば、CIY®求める人物像分析を実施することで、貴社が募集をする求人に「必要な特性」を簡単に分析することができます。
1分動画「そもそもどんな人採用したいですか?」編
<動画埋め込み>
□ 採用目標の設定
採用活動の目標を設定しましょう。
主に、下記の2つを決めます。
□ 採用時期
新卒では特にですが、中途でも採用トレンドなどがあるため、採用する時期を考えて活動する必要があります。
新卒の場合
新卒は毎年、広報期間・選考期間などスケジュールが定められているため、確認しながら採用活動を進めていきましょう。
おおよそ、以下の流れで進めていきます。
- インターン募集開始
↓ - サマーインターンの実施
↓ - 秋冬インターン実施
↓ - エントリー受付
↓ - 会社説明会
↓ - 選考
↓ - 内定
中途の場合
仕事探しを始めてから入社まで、最短でも2ヶ月かかると言われています。
- 1ヶ月目:仕事探し、応募、面接、内定
- 2ヶ月目:前職の引き継ぎ、有給消化など
それを考えると、企業が採用した時期から、少なくとも2ヶ月前には応募開始していないと間に合いません。
また、中途ではボーナスをもらって退職する人の数が多いため、3月末、6月末、12月末に退職する人数が多いというトレンドがあります。
上記の2ヶ月を逆算すると、2月頭、5月頭、11月頭に募集をかけるのがオススメです。
ただし、1ヶ月で内定が出せるほど応募が来ない業種や地域も多いでしょう。
その場合は、さらに手前の採用(入社)3〜4ヶ月前から募集をかける必要があります。
例)4/1に中途入社予定の場合
- 11/10-12/4:募集要項(求人票)の作成
↓ - 12/5-2/15:募集期間(応募がきたら選考)
↓ - 12/15-2/25:書類選考→面接
↓ - 2/25:内定通知
↓ - 2/28:内定受諾
↓ - 3/20:内定式または入社前のオリエンテーション
↓ - 4/1:入社
□ 採用人数
採用したい人数を決め、そこから逆算して、募集活動を行いましょう。
募集したい職種が複数ある場合は、それぞれの職種での採用人数を決めておきます。
また、下記の例のように、採用活動のフローごとに何名ずつ獲得できているかを記録しておくことも大切です。
会社説明 | 応募 | 書類選考 | 面接 | 内定 | 入社 |
100 | 30 | 25 | 10 | 5 | 3 |
記録しておくことで、各フローの課題を発見しやすくなり、どこを改善すれば良いかを振り返ることができます。
(例えば、会社説明から応募に進む人数が少ない場合は、会社説明の内容を魅力的なものに見直すなど。)
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