【受容性】CIY®適性検査結果の解説
対人能力・チームでの役割 > 受容性
「受容性」という特性と、このスコアが高いこと、低いことについて解説します・
目次
受容性とは
CIY®では「受容性」という特性を
「思いやりや優しさをもって人と接することができる特性」
と定義しています。
多様な価値観を認め、寛容で懐が深く、一言でいうと「優しさ」があります。
困っている人を助けたり、人の役に立ちたいという意欲が高い傾向があります。
人の良い点に気づくのが得意で、ミスや失敗にも寛大なため、共感マネジメントが得意です。
一方、厳しさが少なく甘やかしてしまうケースもあるため、厳しさが必要なマネジメントは苦手です。
ノルマや目標が厳しい状況など、自分自身に対して厳しさが求められる環境では、強みを発揮しにくいでしょう。
受容性が高い場合
メリット
- 共感力や思いやりがあり、様々な価値観を受容できる
- 献身的で、困っている人を助けたいという気持ちが強い
- チームワークが得意
デメリット
- 自分にも他人にも甘い
- 部下になめられる場合がある
受容性が低い場合
メリット
- 周囲の自主性をうながす
- 情に流されない
デメリット
- 共感性や思いやりにかける
- 人付き合いが苦手
ビジネスでの活用
看護、介護、保育など、顧客への思いやりや共感性、優しさが求められる職種であれば、必須の特性と言えます。
このスコアが低い場合でも、上記のような職種を長く続けていると、スコアが高まってくる人も多いようです。
チームワークは得意ですが、チームの風土・特性として、思いやりや共感よりも、成果や論理性、データなどを重視しているチームでは強みが発揮しにくい場合があります。
「対人能力・チームでの役割 > 理知的」のスコアも参照して判断ください。
共感性の高いチームで自然に強みを発揮してもらうこともできますが、加えて
「対人能力・チームでの役割 > 理知的」
「対人能力・チームでの役割 > 責任感」
などのスコアが高い人とペアを組ませて、お互いの強みを理解し合いながら、弱みを補完する采配もできます。
「お互いの強みを理解し合う」ことに注力しながら、強みを発揮し合えると理想的です。
看護、介護、保育など、顧客への思いやりや共感性、優しさが求められる職種であれば、必須の特性と言えます。
マネジメントのポイント
厳しいノルマを課されたり、営業成績が掲示されるといった競争性や行動力が求められる環境は苦手です。
顧客や社内の他のメンバーをサポートしたり、個人ではなくチームで成果を出していくような仕事の振り方をしましょう。
「理知的」のスコアが低い場合、論理的思考が苦手な場合があります。感性で発言していることもあるので、「なぜ?」「根拠は?」などを突っ込みすぎると答えに窮することがあります。
論理的思考力の高いメンバーに代わりに理由を考えてもらったり、「根拠はないけどそういう意見を持つ人もいる」という理解を示してあげると安心するでしょう。
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