【感性的】CIY®適性検査結果の解説

【感性的】CIY®適性検査結果の解説

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「感性的」という特性と、このスコアが高いことによるメリット・デメリットなどについて解説します。

目次

「感性的」とは

CIY®では「感性的」という特性を
「自分や他者の感情や価値観を重視して判断できる特性」
と定義しています。

自分の好き嫌いや善悪の基準を重視しており、様々な情報を集めて考えますが、最終的な判断基準は、自分の心が納得できるかどうかを重視します。
また、自分だけではなく、他者の感情や価値観に配慮し、それに寄り添った意思決定ができます。

感性的という言葉は日常であまり耳にしませんが、「感情的」とは違うと伝えたい意図があり、このように名付けました。
「感情の起伏が激しく、感情的になりやすい」という特性ではありません。

あくまで何かを決めたり判断するときに、客観的な事実やデータよりも(それを理解しつつも)、自分や他者の感情や価値観を重視して決めることが多い、という特性です。

感性的」と「きめ細か」のいずれもスコアが高い場合は、数字やデータなど客観的なデータを分析した結果をもとに、最終的には自分の中にある価値基準に従ってやるかやらないか、またはどうやって形にしていくかを決めていきます。

「感性的」が高い場合のメリット・デメリット

メリット

  • 顧客や同僚の感情面に配慮して、判断・決断することができる
  • 自分の中での価値基準がはっきりしており、善悪などの倫理観が高い場合が多い

デメリット

  • 客観的な事実やデータで判断していないため、場面によっては説得力に欠ける
  • 個人的な感情に流された意思決定をしてしまうことがある

ビジネスでの活用

看護、介護や保育など、対人コミュニケーションが重視される職種での適性が高いと言えるでしょう。
客観的な事実やデータから一律で決めるよりも、それぞれの状況や感情を配慮して、個別に決めていくことが重視されるような環境です。

不確定要素が多く、論理的な思考だけでは先読みが難しい時代となり、論理性やIQだけでなく、共感性やEQの高さも重視されてきています。
「感性的」の特性を理解した上で、適材適所を実現してください。

チーム内では「合理的」スコアが高いメンバーとペアになって強みを生かし合う(弱みを補い合う)ことができれば、高いパフォーマンスを発揮し、お互い学び合うことも大きいでしょう。
ただし、判断軸が真逆とも言えるため、うまく機能させるには十分な話し合い、コーチング、適正なマネジメントなどが必要となります。

それぞれの状況感情に配慮して、個別に決めていくことが重視されるような環境で強みを発揮します。

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