【考える】CIY®適性検査結果の解説

【考える】CIY®適性検査結果の解説

行動特性・考え方 > 考える

「考える」という特性と、このスコアが高いことによるメリット・デメリットなどについて解説します。

目次

「考える」とは

CIY®では「考える」という特性を
「自分に向き合うことを好み、熟考できる特性」
と定義しています。

内省的とも言え、行動したり言葉に出して発言する前に、じっくり考えることが特徴的です。
何かを聞かれてすぐに返事をする瞬発力は低いですが、その分、熟慮の上の発言が期待できます。

拙速な行動が少なく、動き出す前にじっくりと考えてから行動に移す慎重さがあります。
結果としてミスが少なく、時間はかかるものの完璧に近い成果物につながります。
(完璧主義であるかどうかは、「対人能力・チームでの役割 > 責任感」のスコアにも関連します)

行動に移すまでに時間がかかり過ぎると感じるかもしれませんが、思慮浅い行動を繰り返して時間を使うよりも、行動前の熟考によって精度の高い行動につなげる方が、短時間で成功や結果に結びつくこともあるでしょう。

「考える」が高い場合のメリット・デメリット

メリット

  • 行動をするための根拠や証拠をしっかりと固めることができる
  • 事前に考えたり調査する時間を十分与えると、質の高い成果を出せる
  • 自己完結で学習や情報のインプットをすることが得意(他人の時間を割く必要がない)
  • アイデアや意見の「質」が高い

デメリット

  • 行動に移すまでに時間がかかる
  • 発言の瞬発力が低い(その場でアイデアや意見を求められると、発言量が少ない、または発言できないことがある)
  • 社交の幅が狭く、人的ネットワークが築きにくい

ビジネスでの活用

医療や法律関連の業種、品質管理やセキュリティなどの職種など、稚拙な行動によるリスクが高い環境に対して、適性が高いと言えます。
(細かな点を見逃さず、詳細に気配りができる特性は「行動特性・考え方 > きめ細か」にも関連するので、そちらのスコアも参照ください。)

じっくり考えてから行動に移すことが重要視される風土の企業であれば、本人の特性とマッチするでしょう。

不確定要素が多いなど、考えても実際にやってみないと結果が分からない環境(走りながら考えることが求められる)では、行動までに時間がかかり過ぎることから、ミスマッチを感じるかもしれません。
また本人も、じっくり考える時間を与えられない環境に対して、ストレスや仕事のしづらさを感じるでしょう。

稚拙な行動によるリスクが高い環境に対して、適性が高いと言えます。

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