【主体性】CIY®適性検査結果の解説
対人能力・チームでの役割 > 主体性
「主体性」という特性と、このスコアが高いこと、低いことについて解説します。
目次
主体性とは
CIY®では「主体性」という特性を
「自分で考えて主体的に行動する力」
と定義しています。
自分でやりたいことや形にしたいことを思いつき、それを自分の力で始めたり進めたりすることが得意です。
逆にそれを周囲から止められたり、誰かにいちいち許可を得なければならない状況は、意欲が低下しストレスを感じます。
主体性スコアが低い場合には、自分から行動を起こすことが苦手な反面、別の人が決めたことや計画に従うことが得意です。
主体性が高い場合
メリット
- 自発的なアイデアを周囲に共有し、理解を得るため行動できる
- やりたいことがあると、率先して走り出せる
- 未知のことや周囲の反対に臆しない
デメリット
- やりたいことを止めらたり、アイデアを出す機会がないとストレスを感じる
- 細かく誰かの判断を仰ぐことが苦手
主体性が低い場合
メリット
- 誰かが進めていることや、計画に従って行動することが得意
- 与えられた選択肢の中で、最善策を考えることができる
デメリット
- 自分のアイデアを人に伝えたり、率先して行動することが苦手
- 事例や前例を参考にしないと、不安を感じてしまう
ビジネスでの活用
すべてのことに対して「自分ごと」として当事者意識を持って取り組めるということではありません。
あくまで、自分で考えたことや自分がやりたいことを、周囲の反対を気にせずに進めていけるという特性です。
そのため、やるべきことがほとんど決まっていて、アイデアを出す余地がないような状況では強みを発揮できないでしょう。
計画が決まっており、その通りに行動することが求められるチームのマネージャーなどを任せても、パフォーマンスを発揮できない可能性があります。
新しいアイデアが求められたり、ある程度本人の自由に任せてもらえるような環境であれば、強みを発揮できます。
また、そのアイデアや行動の精度(それがどのぐらい業績に貢献するのか)は、CIY®のスコアでは測れません。
・過去の実績
・グループワーク、インターンシップなどによる、仮想ケースの実施
・試用期間
などを通じて確認して下さい。
ある程度の失敗を許容できる風土を持った企業との親和性が高いでしょう。
新しいアイデアが求められたり、ある程度本人の自由に任せてもらえるような環境であれば、強みを発揮できます。
マネジメントのポイント
自立的で主体性がある反面、従順さにかけるという印象を受ける場合があります。
採用時に、会社の大きな目標、ビジョン、理念などに共感できているかどうかをしっかりとすり合わせることが重要です。
共感できる場合は、大きな方向性だけ示し、本人の仕事のやり方や進め方、計画などについてはできるだけ任せるようにしましょう。
少なからず独立志向があるため、起業やフリーランスへの道へ進む場合があります。
それを後押しできる場合は良いですが、会社に留まってもらいたい場合は、強制するのではなく、本人が成し遂げたいことを会社の中で成し遂げるための道を一緒に模索してあげると良いでしょう。
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