【協調性】CIY®適性検査結果の解説

【協調性】CIY®適性検査結果の解説

基礎能力・強み > 協調性

「協調性」という特性と、このスコアが高いこと、低いことについて解説します。

目次

協調性とは

CIY®では「協調性」という特性を
「他者の状態を察知し共感した上で、協力できる能力」
と定義しています。

一般的に使われている「協調性」という言葉通りなので、わかりやすいのではないでしょうか?

上の定義を分解すると

  • 他者の状態を察知できる(どんな気分なのか、すぐにわかる)
  • 共感できる(他者の気持ちを理解し、自分も同じ気持ちになれる)
  • 協力できる(他者を助け、調和的な対人関係を持つ)

という3つの能力が組み合わさっていることがわかります。

協調性が高い場合

メリット

  • 他者への思いやりがあり、協力しながら達成へ迎える
  • 人と争うことが少なく、温厚な人間関係を築くことができる
  • 道徳的な関心が高く、利他的な行動ができる

デメリット

  • 個人的成功やキャリアの成功とは負の相関
    (協調性が低く個人的利益を優先する人と比較した場合には、昇進しにくい)
  • 競争が苦手で、他人を蹴落としてまで達成するという意思に欠ける

協調性が低い場合

協調性が高い人のメリットとして「人と争うことが少ない」とありますが、必ずしも「協調性が低い=敵対的になりやすい」ということではありません。

人と争ったり敵対的になるというよりも「人間にあまり興味がない」ひいては「他者の利益にあまり関心がない」という表現が近いでしょう。

他の特性と同じく、CIY®では一貫して「どれか1つの特性が絶対的に良い」とは考えていません。
協調性が高いことにデメリットがあるように、協調性が低いことにもメリットがあります。

メリット

  • 他人や他社よりも、自分や自社の利益を優先して、成果を得やすい
  • 昇進やキャリアアップに対して直線的に行動し、達成できる

デメリット

  • 他の人を信頼したり、協調、同調する意思に欠ける
  • 他者の状態を察知することが苦手
  • 他者の心情に共感することが苦手

ビジネスでの活用

チームや部署内・間で協力しながら仕事を進めていく必要性が高い職場であれば、言うまでもなく協調性の高さが必要不可欠な特性です。

一方、個人主義で「個の力」で成果を出していくことが求められる仕事であれば、協調性が低い人の適性が高いと言えます。
ただ、協調性が高い人でも、積極性や自制心の高さを武器に成果を上げられる場合もありますので、1つの特性だけでなく、他の特性とのバランスも考慮することが重要です。

適性検査結果に企業&職種診断の結果が表示されていますので、企業が求める特性に対して、候補者が全体的に高い適性があるか(マッチしているか)を、選考の判断基準としてください。

チームや部署内・間で協力しながら仕事を進めていく必要性が高い職場であれば、言うまでもなく協調性の高さが必要不可欠な特性です。

この記事は役に立ちましたか?
もし解決しない場合は、「お問い合わせフォーム」から、お問い合わせください。