更新:2022.11.23|公開:2019.07.19

CIYのブランディングの根幹となるCI(ロゴデザイン)ができるまでの制作プロセスをご紹介!

こんにちは、CIYサービス開発チームの川崎です。

みなさん、CIYの性格診断はもうやっていただけたでしょうか?

「CIY」というと、ほとんどの方がドット絵のトーテムを思い浮かべることと思いますが、今回は、サービスのCI(コーポレートアイデンティティ)である『ロゴ』にフォーカスを当ててみました!

初期構想から、実際にロゴができあがるまでのストーリーをご紹介していきたいと思います!

目次

CIYの「らしさ」を体現する、コンセプト設計

サービスを始めるにあたって、最初のクリエイティブとなるのがロゴデザイン。

これから私たちにとって大きな存在になる『CIY』のサービスロゴともあって、ブランディングの根幹となるCI設計にはかなり気合を入れて制作にあたりました!

まずはこれまでに設計したサービス戦略を振り返りつつ、「このロゴにどのような想いを込めるか」にフォーカスして、チーム全体でコンセプトを定めました!

これらについて「ロゴ」というビジュアルで明確化することをミッションに、デザインに取り組みました。

ロゴテイストのポジショニングを明確化し、アイデアの源泉に利用

次に制作チームが行ったことは、ロゴテイストのポジショニングを明確化することでした。

CIYのロゴを見て、「どう感じてほしいのか」を決めるために、まずは世に出ている様々なロゴについて、ポジショニングマップにプロットしていき、

  • CIYのロゴをどこにプロットするべきか?
  • プロットしたテイストの周囲に位置するロゴは、なぜそう感じるのだろう?

上記を言語化する作業から入り、ロゴを作るにあたってのアイデアを洗い出しました。

ポジショニングマップのグレーのエリアが、CIYロゴのテイストのポジションです。

「シンプルで、スタイリッシュさも備えつつ、ポップ寄りに仕上げる」というテイストで表現することを決めました!
ここまで来て、いよいよロゴのデザイン着手です!

ロゴアイデアをたくさん出し、社内プレゼン

これまでにすり合わせた前提をもとに、チームで可能な限りアイデアを出し、社内でプレゼン大会を行いました!

メンバーによって、様々な切り口から面白いデザインがたくさん出て、非常に盛り上がりました!

メインのキービジュアルを決め、ブラッシュアップ

プレゼン資料をもとに慎重に話し合った結果、このビジュアルを軸にしていくことが決まりました。

ポイント:

  • 「色相図」をモチーフにし、「あなたの色の可能性」を訴求するとともに、カラフルでワクワクする色味に。
  • 「ドット」を用いて色相を表現し、「ドット絵が生成される」というサービス内容を暗示。
  • 「解析/高精度」感を与えるために、ドットは整然と並べ、「ポジショニングマップ」を想像させる配置に。
  • 安定感のある六角形で、さらに信頼感を演出。
  • このカラー座標の中に、“Y”(yourself)をプロットし、「Color inside yourself(様々な色の集合体から、あなたの色を見つけ出す)」を表現。

非常にコンセプチャルなロゴアイデアなのですが、まだまだ課題もありました。

課題:

  • これだとまだ「ドットの集合体」で、ロゴにまで昇華しきれてない!
  • 真ん中の黒がちょっと気になる!
  • もっと、デザインに載った際に目立つような「ウェイト」が欲しい!
  • もう少しポップ寄りにしたい!

これらの意見を参考に、ブラッシュアップを繰り返しました。

ロゴ完成!

試行錯誤の末に、みなさんが普段見ていただいている完成系のCIYロゴになりました!

改善点:

  • 真ん中の“Y”をCIYの「c」「i」「y」を重ねたような印象にし、重ね感&プチンと切れたようなディテールの遊び心を出し、活発さやポップさを出した。
  • 中央オブジェクトにウェイトを出し、変化の途中にあるようなグラデーションを出すなどして、存在感を強くした。

試行錯誤の結果、「CIYらしさ」が体現された、非常に想いのこもったロゴに仕上げることができました!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

1つのロゴデザインでも、非常に多くの想いや情報が隠れているので、他にも気になったロゴがあれば、「ロゴに込めた想い」を調べてみるととても面白いですよ!

かなり長文になってしまいましたが、最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました!

関連記事